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製品概要

CT motion Spicyは、CT motionの発展的なバージョンです。
国内のニーズを反映し、臨床的に有用な機能が複数追加されています。

例えば、高流量が必要な場合や造影剤の粘性が高い場合、操作者は通常以上の注意が必要になる場合がありますが、CT motion Spicyでは、この追加される注意項目に対する有用な機能を備えています。
また、心臓や四肢の造影検査では、混合注入のプロトコルを簡単、確実、便利に実行することができるようになりました。
これにより、信頼性の高い造影画像の取得と共に、患者ケアに多くの時間を費やすことができます。

CT motion Spicyが選ばれる理由

特徴

シームレスモード

標準機能のシームレスモードをご使用いただくと、造影剤の分割注入(薬機法承認済)が安全に可能です。操作は非常に簡単で、同じ種類のボトルタイプ造影剤を左右のスロットに装着するのみです。

この機能は、造影剤の廃棄を最小限にするのみではなく、低体重から高体重の方まで、体重毎に注入量が可変しても同一容量のボトル1種類で済むため、ワークフローの改善と、造影剤在庫の削減を同時に実現できます。

タンデムモード(オプション)

タンデムモードを使用すると、異なる2種類以上の造影剤が使用可能となります。造影剤を複数種類、同時並行でご使用している施設には、大変便利な機能です。

生理食塩液の後押しと前押し

生食後押しは、鎖骨下静脈からのアーチファクト低減目的で広く使用されている手技ですが、ワークフローの棄損と消耗品コストの問題で、CTA等の限定された検査での使用が一般的でした。

CT motion Spicyは標準で100%生食後押しを行うアプリケーションとしており、たとえば、2000mlの生食バックを装着いただければ25-26例まで、連続して生食後押し可能です。生食後押しは、造影効果の増強と造影剤の使用効率を向上し、諸外国ではほぼ100%実施されております。特に造影剤減量で注入量が少ない場合に有益です。また、生食前押しは、血管外漏洩の確認・予防に有益な手技であり、ESUR造影剤ガイドラインでも推奨されています。CT motion Spicyは2ml/secの手動注入に加え、造影剤注入と同一のフローレートで、本注入前の生食前押しも行えるよう設計されています。

以上の手技のために、CT motion Spicyは生理食塩液を潤沢に使用でき、安全性の向上、画質の改善、造影剤注入手技のコスト削減が実現可能な装置となっています。

ロールポンプ技術

特許取得済みのロールポンプ技術により、シリンジに詰め変えることなく、50mLから500mlまでのボトル容器から直接造影剤注入ができるようになりました。
造影剤コストを削減しつつ、高度なプログラム検査(BT、TI、TBT法等)でも容易に対応可能です。

インターフェイス画面(注入装置)

注入装置のインターフェイス画面は、容易、安全で、迅速な操作を可能にします。

主な機能

インターフェイス画面(操作コンソール)

操作コンソールのインターフェイス画面は、注入がリアルタイム表示され、直観的、そして総合的に監視することができます。

自立型と天吊り型

自立型はケーブルフリーで設置工事がありませんので、導入コストを大幅に削減できます。また、大容量リチウムイオンバッテリーの採用で、フル充電で35-45検査/日まで、追加充電無しで注入可能です。自立型は一般的な広さのCT室で使用されるお客様におすすめです。また、2室兼用でご使用もいただけます。(レイアウトによる)

天吊り型は、アーム内にケーブルを収納しているのでデザイン性に優れ、かつ衛生的です。 比較的狭いCT室のお客様におすすめです。

その他の標準機能

オプション

RIS/PACS interface(CT造影マネジメントシステム)

RIS/PACSインターフェイスにより、CT motion Spicyの造影剤注入パラメータをDICOMのセカンドキャプチャを使用してPACSシステムに簡単かつ包括的に統合できます。

主な機能

SYMCopen(CT装置との同期システム)

SYNCopenは、国際標準のCAN Class 4接続によって、CT motion SpicyとCT間で注入データが交換されます。

主な機能

注:機能は、CTの機種、ソフトウェアバージョンによって異なります。

Tandem(タンデム機能)

検査に応じて、CT motion Spicyは2種以上の異なる造影剤に接続・使用できるようになります。 2種以上の造影剤のいずれかを任意に選択できるため、日常のワークフローを棄損することなく、多彩な造影検査が可能となります。
操作の流れはこちらを参照ください。

CDadapt(混合注入機能)

造影剤濃度を必要に応じてパーセンテージ(1%単位)で調整され、造影剤と生食は、パルス法によって注入されます。

これにより、混合注入手技のワークフローが簡素化され、消費量が減ることでコストも削減されることで、二重のメリットを得ることが出来ます。
操作の流れはこちらを参照ください。 

CA substitution

造影剤の注入中、生食への手動切り替えが可能となります。

Same patient

ペーシェントホースを変更せずに、1人の患者に複数の造影プロトコルを使用することが可能となります。

Start delay

注入開始が、事前指定された時間後から開始されます。

MedExの取り組み

患者様には、もっとやさしい造影検査であってほしい・・・

近年、CTの性能向上に伴い、低管電圧撮影やDE撮影が日常的に使用されつつあります。また、造影剤の使用量も30-50%減でも今までと同様な画質が担保できるとの報告が多数発表されています。
MedExは造影剤減量の新たな取り組みとして、等浸透圧、低粘稠度の低濃度造影剤の普及を推進し、患者様への低侵襲な造影検査の提供に貢献して行きます。

*本件に関連する文献等は、問い合わせより、ご遠慮なくご依頼下さい。

山口大学医学部附属病院 久冨先生提供

CT motion 小児用造影検査の理想郷

操作方法

CT motion Spicyを導入いただくと、日常業務で重要且つ迅速なワークフローを実現できます。

操作ビデオは操作コンソールでも視聴できるので、新しい操作者のトレーニングに大変便利です。

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