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製品概要

放射線治療における安全性の確率が、全てにおいて優先されるべきであることは、言うまでも有りません。そのために行われる全ての測定は出来る限り正確で無ければなりません。しかしながら、様々なQAプロセスが異なる結果を生み出す可能性があります。その為、もう一度独立して計算を検証する事が必要不可欠です。これがまさにRadcalc®︎が行う事です。 使いやすいソフトウェアプラットフォームで線量計算を個別に検証します。 Radcalc®️は次の高度な機能が備わっています。
・IMRTのサポート
・MLCのサポート
・VMATのサポート
・3D線量ボリューム小線源治療モジュール ・TomoTherapy®️のサポート
・CyberKnife®️のサポート
・ガンマナイフモジュール

このソフトウェアは、より複雑で拡張的なQAプロセスを単純化するために開発されました。 必要なモジュールと機能を選択し、データをインポートすると、TPSからエクスポートした後に計算を完全に自動化できます。 RadCalc®はあなたの二次チェック作業をサポート致します。

最新バージョン登場!
現在のRadCalc(RC)は、Ver7.2.2 になります。
以前のバージョンとは比べものにならないくらい機能が更新しましたので、ご紹介させていただきます。
Ver 7.2.2 の主な機能について

特徴

2D Calculations

RC には、2D 計算 と 3D 計算の2 種類があり、3D 計算は Ver7.0 以降に追加されました。2D 計算について、従来通り 光子線、電子線のMU検証 や ポイント線量検証が行えて、汎用型リニアック以外にも様々なモダリティに対応しています。

Varian、Elekta、Siemens、CyberKnife、Tomotherapy、Gamma knife、Brachytherapy、MRIdian、ZAP-Xなど、多くのモダリティに対応しております。

線量計算アルゴリズムは、2D 計算(Modified Clarkson:MCI) と 3D 計算(Collapsed ConeConvolution/Superposition:CCCS と Monte Carlo:MC)があり、今回のバージョンから、ModifiedClarkson に CT to density table を使用して、密度補正されたポイント線量(2D)を求めることが可能になりました。

こちらは、Pencil Beam(3D) のRay Tracing から線量アルゴリズムの情報を使用して、CT to density Table で密度補正されTPS と同じ Equivalent depth が得られます。
旧バージョンでは水等価の均一密度でしか計算できなかったため、TPS と評価点の深さは合わず、毎回全ての門で手入力が必要でしたが、改善されとても簡便に処理できる様になります。
現状では密度補正されたMCI が、PB よりも良い結果となりますが、AAPM TG219 でも、シングルポイントの比較では限界があるため高線量の線量分布は3D 計算することを推奨しており、TPSのセカンダリチェックへと移行しつつあります。

IMRT Plan Verification

IMRTやVMAT に対応しており、各コントロールポイント毎でのDose 線量差、ROI とMLCの位置関係が確認でき、MLC の動きもMovie で確認することができます。
MLC ポジションの表示 と フルエンス を活用することができます。

RadCalc AIR

2D 計算や3D 計算のDVH プロトコール解析などの機能は、Radcalc AIR によりTPS からDICOM プランを送信した後は、全て自動計算で処理されるため、一連のワークフローで時間のかかる作業を簡略化することができます。ガンマ解析、レポート作成から指定フォルダに自動保存、設定された許容範囲でエラー/アウトのプランを自動メール通知させることもできます。

RadExporter

Rad Exporter は、ワンクリックで線量分析とRadCalc レポートをARIA に自動アップロードを可能にする新しいVarian ESAPI スクリプトが追加されました。Eclipse から離れることなく、RadCalc の計算結果を確認してインポートすることができます。

Analysis Tools

RC の機能を大別すると MU / Point dose 検証、2D 解析、3D 解析の3 つに分類されますが全て自動計算されレポート出力まで行えます。
2D 解析:EPIDやLog file を使用して、baseline とComparison を選択してフルエンス分布検証や線量分布検証(Portal Dosimetry)のガンマ解析、DD、DTA を評価することができます。

オプション

3D Dose Volume Calculations
Dose Volume Analysis)3D

3D 解析:TPS とは独立したシステムで、CCCS、MC で線量計算され得られたDVH を基にDVH プロトコール解析が行えます。線量評価指標を設定しておけば、自動でsuccess、fail と分けることができ、エラーを抽出しやすくなります。structure ごとのガンマ解析も行え、Volume 計算されているのでポイント線量も任意点でTPSの値と比較することが出来ます。

3D 解析(別途オプション)

3D EPID Module の In-vivo dosimetry の概要について

患者体内を通過した射出ビームを EPID で収集し、SuperPosition で患者の体内線量分布を計算し、 TPSの体内線量分布と比較することができます。
こちらは EPID ベースのExit-Transit dosimetry で、体内線量分布を Back-projection で再構築する方法になります。患者の体内線量分布は、Planning CT に表示されますがCBCT を選択することも出来ます。
メーカーとしては、CT to density table を使用する Planning CT を推奨していますし、何より Planning CT にすることで、TPSの患者の体内線量分布と直接比較することが可能になるからです。 近年の報告から、ファントムを用いたガンマ解析では 実際の患者の線量分布の誤差と相関していないため、今後は、このようにファントムレスで患者の体内線量分布が得られ、DVH に基づく線量評価指標を用いて治療計画の精度検証を行うことが求められてきます。

3D EPID Module(別途オプション)

In-vivo dosimetry

RC のIn-vivo dosimetry には2 種類あり、EPIDの実測を基にしたもの と Log File ベースで照射時のMLC、ガントリー位置などLog File を基に患者の体内線量分布を Forward-projection で再構築する方法があります。
SNC にも同じ様な機能があります fraction N は、LINAC の Log data から線量を計算しCBCT で患者体内線量分布を作成しています。
それに比べ、RC は計画CT画像を使用しEPIDの実測を基にExit transit Dosimetry を行います。あとSNC の様にCBCTの密度変換テーブルの不確かさがRC には無いので、よりTRUE な方法だと言えます。(EPID Dosimetryの場合はファントム測定あり、SNC も同様です。)

バージョンアップの作業工程について
RC のPC から物理データを抽出し、ZIP ファイルをインポートするだけで作業を終えることができます。

MedExの取り組み

LAP社のHP にあるLAP アカデミーについてご紹介いたします。
こちらのコースは、使用方法や機能について動画で手順を確認することができます。

コースは機能毎に分かれており、さらに細分化されたパート毎に学習することもできます。
他にも LAP社がリコメンドする論文や過去のウェビナーも試聴することができます。

ウェビナーアーカイブ

LAP QA Webinar 2022

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